†アニメ†鬼滅の刃と東京喰種
アニメ鬼滅の刃、見終えました。
いやー、面白かったですね!最後はまだ続きがある感じだったので、
原作を追う形でそのうちきっと第二期がありそうですね!
中盤を過ぎたあたりから、やはり予想通りというか、
鬼の心情、生い立ち、人だったころの記憶が彼らの死の間際に描かれることで
視聴者にとって鬼が、ただの悪役的立ち位置ではなくなり物語により
深みを持たせていたと思います。
この間、東京喰種っぽい感じがして期待できそうという事を書いていましたが、
まさに期待通りとなりましたwそして個人的に、善逸君がよかったです。
最初はほんとにどうしようもない腰抜け野郎として描かれていて、わたしも
なんだコイツはほんとにうるさいやつだなくらいにしか思ってなかったのが、
17話?あたりの彼には震えましたねw超カッコよかった!
(霹靂一閃六連 これはシビレた!!)
まあその後は平常運転(?)に戻りましたが・・・。
あとはやっぱり下弦の五の鬼との戦いでの炭治郎とねず子の協力シーン!
激アツでありました。あの一瞬の描写の作画も素晴らしかった!
このシーンはぜひアニメで見てほしい!
という事でとても楽しめましたので満足なのですが、
やっぱり少年誌連載という事で若年層向けに描かれているなと思う部分も多々あり、
ノン若年層としてはちょっとノリについていけない時もありましたw
鬼殺隊のエリート部隊の「柱」とか、
凄みを出す為かわかりませんがほとんどほぼ悪人じゃんって人ばっかりだし、
そうでなければただの脳筋か無気力キャラ。
まともにカッコよかったのは冨岡さんだけ・・・。
(柱の面々)
彼らの存在が匂わされる展開が来てから、一体どんなやつらなんだろうと
楽しみにしてたらあんな感じだった時はだいぶ萎えた・・・。
なんですぐたんじろう殺そうとするん。殺す事になんの躊躇もないん。
ハデに?脳筋にもほどがあるわぃ!
キャラ付けの仕方が某ワンピ○スのようで微妙でした。
(ワン○ースは好きですよw)
それにくらべて、東京グールの「特等」はちょうどきめつの「柱」的存在と
言えると思いますが、もっと人間味のあるイカした人が多い!
そんなのを期待しただけにちょっと微妙と言わざるを得ませんでした。
まあ東京グールもそんな感じの痛いキャラもいるにはいますが
なんというかやっぱり、子供っぽい感じがしてならないというか。
わたしが老いたという事でしょうねきっと・・・w
鬼とグールを比較しても、鬼は単純に人が、鬼の手によって
無理やり鬼にされてしまった存在。確かに可哀そうだけど
その感情は同情の域を出ることはありません。
反対に、同情できうる存在であるのに、それこそ特別、炭治郎じゃなくても
誰でもあのように鬼に対して同情はできると思うのです。
なにせもとは人なんだし、望まずして鬼になったのだし。
それなのにやたらと鬼殺の部隊から憎まれている。
その憎しみの説得力が薄い気がするんですね。
グールはもともと人と同じように生物として存在していて、
社会を形成している。人間が動物を殺して食べるように
グールは人間が食物としての対象だから(人間からしか栄養が摂れない)
人間を食べる。彼らにとってはただの生きるための行為が人間側から見れば
殺人になり、愛するものを殺された絶対に許されない怒りになり、
グールを殺す。殺されたグールにも愛する物が居て・・・という、悲しみのループですね。
食物が人という事、身体能力が高い事を除いてほとんど人間に近い彼らと、
人間との間にくり広げられるドラマは見るものになんとも言えない切なさや葛藤を与えます。
たぶん作者の石田スイ氏が結構な本好きなんだと思うんですが、
文学的表現が多く、独特の世界感もハマる要因です。なので漫画の方が個人的にはオススメ。